<< 書籍:『筆談ホステス』 | main | 自転車:『自転車市民権宣言』 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

at , スポンサードリンク, -

-, -, pookmark

書籍:『サクリファイス』

評価:
近藤 史恵
新潮社
¥ 460
(2010-01-28)

自転車好きとしては、ロードレースが題材になっていると言うことで、発売した時から気になってたのですが、文庫になったのでやっと読みました。

当初、話題になっていることだけをしっていて内容については詳しく知らず、てっきりロードレースを頑張るスポ根系の読み物だと思ってたんですが、作家の近藤史恵さんはミステリーを得意とする作家さんだったんですね。
この作品もスポーツを題材としたミステリーに仕上がっています。
ということで、途中から”ん?”と思いつつも、最後にはいい意味で裏切られることも含めて非常に読み応えのあるいい作品でした。

ロードレースは日本では馴染みのないスポーツなので、あの複雑なルールなどをどうやて読者に理解させようとしているのかに興味があったのですが、必要な場所だけをうまく説明しつつ、専門用語も、それが重要でないものについてはサラッと書かれていて、あまり意識しなくても読めるようにしているのはすごいなぁ、と感心しました。
解説を読んでさらにびっくりしたのですが、近藤さん自信はロードレースや自転車とは無縁の方なんです!

ロードレースを知る人にとっては、エースとアシストの関係の中で”サクリファイス”するものがあるのは周知の事実なので、事前に内容を知らずに読み始めた自分も、タイトルのイメージから勝手にスポ根と思ってました。
が、このタイトルが意味することが本当に分かると、なんとも切ない気分にさせられてしまう物語に仕上がっています。

自転車を好きな人はもちろん、そうじゃない人にもオススメだし、これを読んでロードレースの世界に興味を持つ人が増えると良いなぁ、と思い。
かなり強烈にオススメの本です。

at 21:02, ken5, 書籍

comments(0), trackbacks(0), pookmark

スポンサーサイト

at 21:02, スポンサードリンク, -

-, -, pookmark

comment









trackback
url:http://ken5.jugem.jp/trackback/372